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東武鉄道杯本線埼玉・東京大会決勝トーナメント2日目(後編)
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キックオフ!
アキからショウゴに落としてロング、だったが、プレスに来た10が気になったかキックがヒットせず、17に拾われ、すかさず10に。半身ゴールに向けながらトラップ、抜け出されかけるがショウゴが粘り、ペナ外で再度勝負。ショウゴ、うまく突つき、こぼれをユウシン、グラウンダーで左オープンスペース。良く見えてる!
流れてオリト、ドリブルで前進しながら中のカケを狙ったボールはDFに掛かるがそのままプレス、余裕なくアバウトなクリアはアキの目の前、ダイレクトでミドルもキーパー、キャッチ。
斜めのパントがワンバウンドしてリュウセイの裏、流れた10が確保。動き出しが早く、姿勢がいい。上体の力が抜けている。ショウゴと向き合う。10、ドリブルで前進しようとするが、リュウセイもカバーのポジションに入ったのを見て、後ろへ落とす。
そこへカケ、プレスバック。慌てたクロスはヒットせず、ユウシンの足元。センターサークル、相手ラインの前のオリトへダイレクト。2本目。判断速い。振り向き際にもつれてこぼれ球、プレスバックから良い切り替えで前へ走ったカケが確保、入れ替わるように右外に走ったオリトが受けて、クロス。この阿吽さ、ナイス。
相手に当たるもそのまま2人でカウンタープレス。苦しまぎれのパスを拾ったリュウセイ、オリトへ当ててユウシンへの落とし、ミドルもヒットせず。でも集中、切り替え、連動、相当良い。
2分、スローインのこぼれからショウゴのクリアに10が足を出し、跳ね返ったボールがDFラインの裏!逆をとられて10に完全に抜け出されるが、ペナ際からのループ狙いはバーの上。命拾い!
ショウゴ、慌てない!リラックス!と吉田コーチが声をかける。
3分、スローインを収めた10に、マヒとショウゴでチャレンジ&カバー。マヒが剥がされるがショウゴがクリーンにボール奪取、短くマヒ、そこからの縦パスはカットされるもアキがプレス。逃げの横パスをユウシンが狙い、ダイレクトでカケ。3本目!
カケ、ターンからスッとスピードを上げてドリブルで3人の間に侵入、引き付けてから裏を走ったオリトにスルーボール!も精度を欠いて相手の足元。そこから半端なパスをカットしたオリト、センターサークルのユウシンへ落とす。
ユウシン、右斜め前にドリブルで持ち出すもコースなく、ターンして左後方のマヒ、遅れてプレスにきた10の背後に入り込んだアキへと繋ぎ、前で開いたオリトに流すも、オフサイド。でも、素晴らしいパスワーク。
このあたりでアキは前で77、ユウシンがアンカーかつDFライン前のスペース管理に役割を決めた。
そのFK、相手キッカー、出し所に困って、中盤を斜めに横切るボール。助走で狙いを定め、キックの瞬間にスピードを上げたユウシンがプレス、慌てた相手がスリップ!そのまま拾ってユウシン、ドリブルで侵入、DF2人居たが、虚を突かれたかプレスが甘い。右外へ半身分持ち出してコースを作り、右足一閃!
左隅!
ゴール!
4分3秒、先制!
さすがだね。やるときやるのはやっぱり君だ。
開始からかなりの振れ幅でゲームが揺れるも、そこを高い集中力とチームとしての連動で流れを引き寄せ、先制。ある意味勝負どころを乗り切った。やれる。行ける。
さぁ、ゲーム再開。緩めずに行くぜ!
キックオフからのセカンド合戦、ショウゴから縦、カケがフリックで裏を取ったオリト! だがオフサイド。
6分30秒、キーパーのパントを拾った10が、左奥に流し込んで17がクロス。弾き返してセカンドにもしつこく絡んだが、プレスに出たユウシンの裏に流れた10にボールが届き、右サイドのペナ前でショウゴと勝負。柔らか!しかもしなやか! 体1枚分先を行かれエンドラインまで入り込まれるがコースなく、シュートは力なくキーパーがキャッチ。
そのパントキックからのセカンド、77が確保。チェックに行ったリュウセイの鼻先で右前20へ。見えてる。オリト、良くカバーしたが逃げられ、ペナ内。ショウゴとユウシンがきっちり埋めて、こぼれをアキがクリア。そのボールをカケ、うまく収めてゴール方向を向き、緩急で抜けて行こうとするも77に体を当てられ、逃げられる。
9分、スローインを10が77に落とすも、アキ、厳しくチェック、球際にしっかり体を当ててボール奪取。カイセドかよ!はちょっと褒めすぎ。拾ったショウゴがオリトの前にロング。オリト、頭でカケへ流そうとするが、力足らず届かず、そこからサイドに開いた17にこの試合初めてクリーンにボールが入る。マヒと勝負、裏街道! 前に入られてクロスも力なくキーパー。
プレーの切れたとこで相手ベンチ、77に “行かない!” とコーチング。
10分20秒、スローインのこぼれから横パスがずれて、アキと77の競り合い。77、一瞬早く触って、斜め後ろの20にボールを逃がすが、アキ、そのまま77を消しながらプレス! 引っ掛けてラインの裏に抜け出してクロス、ペナ中でオリトの足元に入るが、良く戻った30、スライディングでブロック。
13分、10が左サイド、17がトップにポジション・チェンジ。
直後のゴールキック、77につけてドリブル、カケがチェック。落ちてきた10とのワンツーを狙うも、ツーをカット、アキへの横パスも今度は77がカット。ドリブルで加速するもユウシン、体を当てて粘り強く対応。こぼれたところをショウゴ、敵陣右奥へ流し込む。
競り合いながら確保したカケ、見事な切り返しから、走り込んできたアキにグラウンダー、アキ、ダイレクト、右インサイド! ヒットしたがキーパー横っ飛び、ファインセーブ!これが決まっていれば!
続くコーナー、アキのキックは鋭くゴールを襲うが、キーパーに弾かれる。
15分過ぎから、ボール保持こそ若干譲ったものの、ミドルサードからほぼほぼ敵陣内。出し先をきっちり捕まえて、ボールにプレッシャー。苦し紛れのボールに絡んでセカンド合戦も、アキとユウシンが我が物顔で中盤を征圧。強度と運動量で上回り、相手を封殺でき始めた。
17分、10が再びトップに戻り、今度は17がこちらの右サイド。思ったよりも引っ張り出せないと見たか。
結局前半はこのまま終了。
相当に良い出来。今までやってきたことが、ここで成果になっている。
このまま継続。強度、集中力、運動量。あと20分。絶対行ける。
保護者席のショアとグータッチしてもう一回円陣、絶対勝つぞ! おーーーーー
後半キックオフ!
半端なボールを確保したリュウセイ、ドリブルで前進。そこから中盤敵陣内で奪い合い、セカンド合戦。77に入るところをアキ、厳しくチェック。ファール。
77が痛がって倒れているが、ここがこの試合の生命線、緩めるわけにはいかない! ベンチから、気にするな、ガンガン行け!との声が飛ぶ。
22分、スローインから抜けた出したカケ、右サイドからカットインしてDF2人を門にして、その間を割って突破!一瞬を逃さぬセンスとこのなめらかな加速! シュート!もカバーが気になったか枠外。
そのゴールキックは短く繋いで始まるが、プレスからエリア内で奪取!オリトがシュートもブロックされ、77がクリア。
その流れからのスローイン、77、アキのチェックをかわし、カバーに来たマヒが当たる寸前で右アウト、ライン際に流れていた10へ。ついにこれが来たか。10、加速。速い!ショウゴも競り合うがエンドラインまで抉られてクロス! ボールはゴール前を横切るが誰も触れず。危なかった…
25分、77に入ったところをアキ、さらにオリトで厳しくチェック、ボール奪取。そのこぼれをショウゴ、ドリブルで中盤を割って侵入!ペナ前で7と勝負もシュート打てず。アキ、そしてオリトの猟犬ぶり、たまらん!
クリアのデフィレクションがアキの顔面直撃でゲームが止まる。その間に17がまた右、こちらの左にポジション・チェンジ。
再開してキーパーのパントからのセカンド合戦、プレスで相手のつなぎをマイナスに向かせて、ここでも猟犬2匹、前向きに狙ったオリトがクラッシュ、いち早くフォローして確保したアキ、ドリブルで右サイドへ突撃! 対応したDFを跳ね飛ばし、エンドラインから右アウトでクロス。カケ、飛び込むもその前でクリア。
そこからのセカンド合戦、再度前向き前向きでプレスをかけて押し込めかけるも、一瞬突かれて、10の足元に。ドリブル加速。右ペナ脇で勝負、ショウゴとリュウセイで対応するも取り切れず、カケがよく戻ってヘルプ、アキがクリア。やはり入ると相当厄介だ…
クリアは敵陣右ペナ辺りに流れ、7が確保、オリトがチェイス。そこから左に展開されるがオリト、止まらずに2度追い。ボールを前方に送られるが精度なくショウゴが拾い、テンポ良くオリトにつける。
オリト、引きターンで前を向き、ドリブル開始。一人かわしてペナ脇、さらにもう一人寄ってきたが体でボールを隠しながらターン、突破、侵入! このモビリティ、回転の速さ! 残念ながらクロスに力なく、キーパー。
28分、パントから流れたボールが17に入り、ドリブル開始。マヒが競り掛けてもう少しのところでとりきれず前に出られ、中を見てクロスもブロック。こぼれはショウゴがクリア、ボールは相手DFが収めるも、繋ぎのパスをアキが良く狙い、カット。
カケがチェイス、77に繋がれるがアキが貼りついて、後ろに戻させる。それをカケ、さらにチェイス。これがどれだけチームを助けるか。キーパーがロングを狙うがヒットせず、アバウトなボールをリュウセイが出足鋭く回収、右サイドへドリブルも大きくなりスローイン。
流れて、相手GKのパント、収め際に10に絡まれ、バックパス。GKリョウマのクリアが相手に跳ね返り10に入るがオフサイド。そのFKのセカンド合戦から17が抜け出したところはショウゴが対応、クロスは上げられるがユウシンがきっちりスペースを埋めて弾き返す。ユウシン、攻守に効きまくり。
30分。後半ここまで、相手の効果的な攻撃は単騎ドリブル4回。10、77、それと17、だいぶ厄介なのは間違いなくて、剥がされかけて危険な匂いもしてるけどDFラインの3人でしっかりチャレンジ&カバー。そして僕らにはショウゴがいるぜ。
その4回以外はほぼ敵陣内、前向きで攻撃的なボールハント。繋いで逃がされかけてもしっかりチェイスして次を限定して、出たところでアキとユウシンが体を張る。献身と連動、積極性。そしてショートカウンター、ドリブルの切れ。ああ!良いチームになってるな! と。
31分。17 out 9 in。
FKからのボールが敵陣右奥に流れ、オリトDF2人相手に怯まず競り合い、カケが加勢も逃げられるが、カケ2度追い、嫌がったDFからの中途半端な縦パスをリュウセイ、良く狙い奪取。ユウシンに預けてリターンからカケ、DFに突かれるがユウシンが拾い、探しながら左奥へフィード、見えてる! 落ちてきたオリトが収めたが戻りオフサイド。
そのFKからの縦パスをカットしたユウシン、カケに当てるワン、パス&ゴー!、カケ、アウトで落としてツー、受けてユウシン、そのままペナ内に侵入してシュート! 枠外! カッコイイぞ!と思わず声が出た。
おそらくこの辺りですみださん、開き直った。10と、先ほど入った9でツー・トップ。まずは前だ。
小さく始めたゴールキックにプレス、左サイドでオリトとマヒで連動、アキとユウシンで追い詰めて前に蹴らせる。ショウゴ、足元に入れたが、脇から10に突かれ9が拾って前進。もつれるが今度は77が拾ってドリブル。ショウゴが対応してそのままゴールキック。
そのゴールキック、10が拾って前進、シュートされるがコース甘く、GKリョウマ、キャッチ。
そのパントからボールは左奥、オリトが中のアキを狙ったがカットされ、セカンドから10へ斜めにスルーボール。ショウゴと走り合いからシュートされるが枠外。
ゴールキック、今度は77が拾い、ロングシュートもリョウマ、キャッチ。
サイドに蹴ろう!と吉田コーチからコーチングの声が飛ぶ。
37分、短く始めた相手GKをカケがチェイス、リュウセイでカット。アキも絡んでカケ、ドリブルで前進、クロスがDFに手に当たりハンド。ペナ脇でFK。
ポスト!
跳ね返りをマヒ、ヘッドで前に送るが、キーパーがキャッチ。そこからのパントの流れで10と9でペナ角まで運ばれるも、ショウゴ、リュウセイでサンド、跳ね返し、スローイン。
39分、カケ out、レイ in。
スローインからのルーズボール、ドリブルで前進されるがユウシン、スライディングでブロック、そのこぼれを10に送られるがオフサイド。
ロスタイム、2分。
大丈夫、まだ2分あるから、と相手ベンチ。やけに落ち着いてるな、結果は結果と割り切ったか、と思った。
アキのFKはDFラインを越え、左ペナ角、抜け出して収めたオリト、飛び出してきたキーパーより早くシュートもヒットせず。
ゴールキック、DFに当たってこぼれたところレイが拾い、1人かわすも77がクリア、9から10に入りかけるもずれてスローイン。
ポイント違い、ファールスロー、そこからのクリアはキーパーがキャッチ。パントを拾われれて前に蹴られるがオフサイド。
もうノー・タイム。正直、行ったと思った。
アキのキックは左奥、DFラインを越えかけて、オリト、収めきれず。
77にさらわれる。
ドリブル。加速。
レイが届かない。
内に切ってマヒがかわされる。
スピートが上がる。
アキがちぎられる。
マヒ、追いついて絡むが、77、体を回して、
右アウト、半身抜け出して、クロス。
上がる。
ショウゴのヘッド、小さい。
9、拾ってシュート!
ユウシン、ブロック!
流れて10。
リュウセイを背中でブロック。
落とす。空間。時間が止まる。
8。インサイド。ハーフボレー。左上。
ゴール…
すみだの雄叫び。
43分55秒。
うなだれるユウシン。天を仰ぐアキ。
ベンチは大丈夫、まだ負けてない、行くぞ!と絞り出した。そんなことはわかってる。行くぞ、行くぞ…
キックオフ。アキのキックがタッチを割り、笛。
すみだの雄叫び、再び。ユウシンがシャツの裾で顔を拭う。
顔を上げろ。2週間前を思い出せ。全員決めただろう、全員だ。やれる。勝てる。円陣だ、行くぞ、絶対勝つぞ。おーーーーー?
強がって、頑張って、みんなで必死に声を出した。だけど、すみだの声の方が大きかった。違うんだ、俺たちにはあの経験があるんだ。もう1回、もう1回!
コイントスで先攻。良し。
1人目はユウシン。クリアージュ戦のPK2回、今日の新田戦のPK、そしてこの試合。前半のゴール。驚くほど冷静で、決めてきた。信じてる。
ボールを持ってスポットに立つ。そこからレフェリーがキーパーに確認。マジか。しかも少し長い。気を取り直せ。祈りを込めてボールをセット。
インサイド。
止めた! コースもスピードも甘かった。
俯いて戻るユウシン。センターサークルが遠いな…
10、成功。
アキ、右、成功! キャプテン!
77、左。リョウマ、読み切った。ポスト! 追いついた!行ける。行けるって!
ショウゴ、左。死ぬほど落ち着いてる。成功。
7、左。
これでサドンデス。これからが勝負。
オリト、インサイド、右!外…
9、右。成功。
叫びながら走り出すすみだ。しゃがみ込み、うなだれる草加東。
なんとか礼はした。
もう動けない。選手たちの目から涙がこぼれる。
良くやった。ナイスゲーム。そんなことはわかってる。そんなことは聞きたくない。その先に、目標に、大舞台に、手が届きかけた。
ラストワンプレー。これがフットボール。あと5秒。あと、5秒。残酷。
荷物の場所に戻って、ベンチに座る。全力は出した。叶わなかった。選手たちの涙が止まらない。言葉が出てこない。
そこは団長、年の効。経験が違う。
“いい試合だったじゃねえか。いいかお前ら、いつも言ってるだろ、男が泣いていいのは母ちゃんが死んだ時と、女に振られた時だけだ。わかったか”
え。
“返事がねぇな、わかったか”
わかんないよ、団長。
“はい”
誰かが小さく。
マジか。わかったのか。
吉田コーチもこれで涙を堪えることができたとは後からこっそり。
いいゲームだった。できることは全部できた。ほんの少しだった。これを埋めるために、また来週から頑張りましょう。
月並みなことしか言えるわけがない。返事だってできるわけがない。一番わかってるのは選手たちだ。忘れちゃいけないのは指導者たちだ。
クールダウン。ストレッチ。それから多分、今まで一番味のしない昼飯だ。
隣にいたすみださんが決勝戦に出かけていく。頑張って下さいと声をかける。周囲には草加東しかいなくなった。
ちくしょーーーーーーーーーーーーーーー。
けっこうな大声が出た。あとは頑張って普通の声で。
内容だったら、旗判定だったら、ぜえええええったい俺たちが勝ってたのに。負けてないのに。あと5秒なのに。くそおおおおおおおおおおおおおお。
審判もそう言ってました、と、
本当は私なんかよりもずっとずっとずっと死ぬほど悔しかった筈の吉田コーチ。
入るな、入るなって。あと、球際、ヤバいっすね、とも。
なぁ。
今まで一番のゲームだったと思う。
そう思う。
勝たせてやりたかった。ごめんな、と。
決勝戦は、緩かった。そりゃそうだ。しかもすみださん、0-3で負けてた。むむむ。
表彰式は長かった。トロフィーは今まで一番大きかったけど、一番悔しい。
ラストワンプレー。
ディス・イズ・フットボール。
それを噛みしめられる経験を得たことだって、誇るべきなのかもしれないけれど、いや、そんなのただの負け惜しみ。そんな誇りなんて欲しくない。欲しくなかった経験だけど、得てしまったのものは仕方がない。奇貨居くべしと胸に残し、来年こそが本番だぜ。もっと大きな舞台を目指すぞ、と。
今やれることは全部出せたと思うけど、これからまた今できてない事を身に着けるんだ。負けたってことはまだやれることがあるんだ。サッカー的にはまだまだこれから。狙いを定め、頭を使って、一歩一歩努力するんだ。その努力と、努力した経験が、努力で獲得した何かで一歩先へ行けた体験が、君たちの未来を作るんだ。そのための燃料を今日また貰ったんだ。それはやっぱり、貴重なものなんだ。
また地道な一歩一歩からだ、と。
これは来年、相当コクが出ちゃうなぁ、と。
さぁまだまだ、行こうぜ44期。お楽しみはこれからだ!
追記:
後から思えば、これだけ大事な試合だったのだから、アディショナルまで来たのだから。
ベンチからもっとやれることがあった筈だった。絶対にシュートで終われとしつこく言う。2トップをもっと近づけて、そこに蹴れと。外でいいと、とにかく遠くだと、角に行けと、はっきり割り切る。いつもは絶対にやらない。だけどこれは普通の試合じゃなかったんだ。これは、8年越しの、懸かってるものの重みが違う試合で…
いや、そんなことより2点目が取れなかったことすよね。
そうだその通り
アキのあれね
ユウシンのワンツーも
でもそれは、そうなんだけどさでもさ、あと5秒だよ!
そう、あと5秒…
そんな話を、吉田コーチとの残念会で、繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し…
後から詳細に動画を見ると、逃していたポイントがいくつもあった。ベンチからどうにかできたことがいくつもあった。監督、応援しすぎだな。選手たちの熱に巻き込まれすぎ。もちろん、サッカー的にやるべきことはまだまだ山ほどで、それはやっぱり臥薪嘗胆。選手は練習、ベンチは冷静、情熱熱風、風林火山。大変な勉強ができました。
保護者の皆様、こんな胸の張り裂けそうな結果になってしまって、言葉もないのですが、もう1年とちょっと、かけがえの無い時間になるように精一杯頑張ります。引き続きサポートお願いします。
石川コーチ、お願いね。
吉田コーチ、君の青春が、この、魂と情熱溢れるこのチームに結実している気がする。こんなチームはきっと人生で一度きりだから、あと1年、思う存分ってところだね。
選手諸君、素晴らしいゲームをいくつも見せてくれてほんとうにありがとう。出た選手はもちろんだけど、出なかった選手がちゃんとチームを支えてくれたから、こんな熱い試合ができたのだと思います。次は君たちの番。
選手全員それぞれに言っておきたいこともあるけど、それはまた今度。
競争はチームの中でも外でも激しいけれど、だからこそ楽しさも嬉しさも大なりです。先へ行くにはどうすれば良いか、自分でも考えて、少しづつでも自分でやってみることが大切だと思います。そんなみんなの切磋琢磨が集まったら、チームはもっともっと強くて楽しくなるはずです。頑張ろうぜ‼